神戸市教育委員会(神戸市キャリア教育推進協議会事務局)の呼びかけに応えるかたちで、去る2008年7月24日に"子ども参観日"を開催しました。
神戸市では、近年フリーターやニートの増加など若年層の勤労意欲の低下が社会問題化している中で、子ども達に働くことの大切さや仕事のやりがいを体感させようという「大人・親の働く姿を見せる運動」が展開されています。今回の“子ども参観日”は、その一環として提案されているもので、市内ではまだ数社での開催にとどまっているようですが、いずれ大きく拡がっていくものと思われます。
さて、当社としては初めての試みであり準備期間も短かったことから、本社・神戸支店に勤務している小学生の子どもがいる社員に限定して参加を呼びかけたところ、10名の参加がありました。
また、対象者が子どもということで、若手女性社員を中心に委員を編成したところ、「一日社長」用の社員証と名刺。さらに、可愛らしいしおりやバインダー(手作りです!)、ジグソーパズル、インスタントカメラなど盛りだくさんのグッズが用意されました。
当日、子ども達は「1日社長」の社員証を胸に、寄神副社長との記念撮影や、社長室で"社長席"に座っての記念撮影などを行った後、自分たちの親が働いている部署の見学などを行いました。
その後、バスで播磨町へ移動。
発注者様等のご協力を得て、4100トン吊り起重機船"海翔"による作業風景を見学、そのスケールの大きさに目をキラキラとさせながら歓声をあげていました。
夕刻、本社に戻った頃には、子どもたちと引率した社員たちとはすっかり打ち解け、解散後もしばらく補習を受けていた(?)子どももいました。
後日、提出された感想文には子どもならではの表現が満載・・・。
・会社で働く人たちを見て
「会社の人たちがみんな一生けん命、働いている所をみました。夏は暑いけど休まず働いていてすごいなぁと思いました。私がお父さん達の仕事をしたらしんどいだろうなと思いました。」
・作業船海翔を見て
「バスから見た時は、大きな船だなと思いました。でも近くで見ると大きくて、空を見ないと一番上が見えなかったです。"海しょう"は写真とか絵などで見るよりも、目の前で見た方がはく力があり、かっこいいなぁと思いました。」
・一番楽しかったこと
「いろんな所でたくさんの写真がとれた事です。"海しょう"を手のひらに乗せてみたり、アップでもとれて楽しかったです。」
どれもス・テ・キな表現で、きらめく感性が感じられますよねっ!
・親の働く姿を見て
「父が予想以上に働いていたのでビックリしました」なんていう感想もありました・・・。
この体験が子ども達のかけがえのない思い出になってくれることを願っています。
みんなまたね!