技術・工法
鋼管・コンクリート複合構造橋脚
陸上技術
ハイピア工法(鋼管コンクリート複合橋脚)は鋼管と鉄筋コンクリートの特性を生かして、設計された高橋脚です。紹介している橋脚は83mと74mで四国最高を誇っています。
施工手順
①深礎杭呑込部
橋脚基礎構造体に橋脚本体の一部を呑み込ませて躯体の安定を図っています。
②鋼管工
構造体の骨格を構成する鋼管はその位置と接続部に最大の注意を払います。接続部の溶接不良がないか入念な検査を行います。
③足場工
安全第一、工事関係者はもちろんのこと、使用資機材から手工具にいたるまで、落下防止に配慮した構造になっています。
④鉄筋・PCストランド工
主鉄筋はD51が外周に配置されます。ターンテーブルにセットされたらPCストランドをせん状に巻上げた堅固な構造となっています。
●施工全景
下側の写真は下部工全てが完成した、高さ83mの橋脚です。右側は躯体コンクリートが完成して、足場撤去前の高さ74mの橋脚です。橋脚間距離は1cm以下の精度で構築しています。